×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

「井の頭」の四季1                                                                江戸と座敷鷹TOP  江戸大名公卿TOP

 
03/04.02(水) 13:30頃
■「
春雨じゃ濡れて行こう」程度の雨だったが、風が若干あり、井の頭公園
は煙っていた。写真は定位置(七井橋袂)より左10bほど移動して撮った。理
由は定位置からはサクラの木が1本もフレームに入らないから。せっかくの
サクラである。サクラに酒は付きものだが、小雨にもかかわらず7人ほどの学
生グループ1組が木の下で酌み交わしていた。
 
  国語学の大野晋氏によれば、サケの古形はサカ。サカの言葉の仲間にサ
カリ
(盛)、サカエ(栄)
があり、万葉集に「酒びたりになる」という意味のサカミヅ
クなる表現があるそうだ。これはサカ ・ミ
(水) ・ツク(漬)
と区分され、ここからサ
(盛・栄)とミ(水)
が複合し、サカミは人間を活気づけ「豊穣」に通じる快感を与
える水となり、人々はそれを喜んで飲み、生命の活力が横溢するのを感じた
という。時代を経るにつれサカミ→サカ→サケへと転化したのだそうである。
 
  また、サクラのサクはサカ
(盛・栄)
と同根とするが、ある説によると、サは山神
を指し山の水が田畑を潤おすことから山神と田神は同一神とし、クラは山岳
信仰の磐座
(いわくら)
=大岩は神が降臨する座所、ここからサクラとは五穀豊
穣の神が宿る木という意味があるとする。まあ、理屈を書いてしまったが要
は、この国がいつまでも安泰であることを、酒を飲みながら昔の人々は祈った
わけだ。なにかと鬱屈事が多いが、パアッ!と屈託なくいきたいよね。
 

次>>