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■江戸年中行事&風俗                                                   江戸と座敷鷹TOP  江戸大名公卿TOP

井戸浚ひ
 七月七日は七夕、佳辰(かしん、めでたい日の意)五節句のうち、三月上巳(じょうし)、五月端午と同じ本日は、江戸では井戸浚いを行う。上は諸侯方から下は町方の裏々の共同井戸に至るまで、みな水を汲み干して浚うのである。
 まず井戸の化粧側を外し滑車で綱を下ろしてから大桶を下ろす。その綱を共同で使用する人々が残らず参加して、汲み上げる習いである。井戸水を七割ほど汲み出したら井戸職人が水のなかに潜り、井戸側を洗い底に落ちた物を拾い出して、残りの井戸水を汲み干す。また、化粧側を元のように掛け板戸で蓋をして、この上に御酒塩を供える。
 井戸浚いは江戸市中みな一様に行い、昨日から本日正午までに浚い終わるのである。

※化粧側=江戸の井戸は大きな桶の底を抜き、これを逆さに積み上げ、土の混入を防ぐ造りが普通である。そして、この筒状の桶を井戸側、最上段の桶を化粧側と言い、その化粧側を支える枠を井桁と呼ぶ。

(お)がら売
 
魂祭(たままつり)の迎火に焚く苧がら皮を剥いだ麻の茎は、七月八、九日頃から「おがらおがらおがら」と売り歩く声が響き出す。

間瀬垣売(ませがきうり)
 間瀬垣は杉の青葉を竹に編み付けて垣のように作り、苧がらで粧(よそお)う。これは魂棚(たまだな)を囲う欄(らん、囲いのこと)に使用する。
 また菰(まこも)というのは菰を粗末に編んだ莚(むしろ)だが、これを魂棚の敷物に使用する。「まこもやまこもやまこもや、ませがきやませがきや」と呼びつつ売り歩くのは、苧がら売りと同時期である。