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■江戸年中行事&風俗                                                   江戸と座敷鷹TOP  江戸大名公卿TOP

盆提灯売
 大中小の髭骨提灯(ひげぼねちょうちん)には瓜形、丸形、枕形、瓢箪形の異種がある。大は二尺余り、中は?、小は尺以下。子供が玩(あそ)ぶ小さな瓜形提灯は二種類あり、画は紅彩色の藍画(あいえ)で人物や山水花鳥草花が描かれている。
 白張りに井桁と立花を描き、髭題目(ひげだいもく)を書いたものは法華宗向けの提灯、散った蓮華を描くは諸宗向けとなる。町方においては、江戸市中の裏長屋でその日暮らしをする家であっても、提灯は必ず点(とも)す。
 この提灯を売る商人は、六月の末より七月朔日まで諸方へ幾人となく売り歩く。「ちょうちんやちょうちん」と呼びながら歩く。問屋では店一杯に美しい画提灯を吊るして商うのである。

孩子(こども)遊びの煙火(はなび)
子供が玩ぶ花火の種類数あるなかで線香花火は観世紙縒(かんぜこよ)りにしてある。鼠花火は二寸ばかりの葭(よし)に仕込み、口火へ火を移すや五、六間を飛び走る。大黒天が俵を踏んだ画を竹に貼り、置俵(おきたわら)より鼠花火が飛び出す仕掛けがある。蛍花火からは蛍火が出てくる。三劒尺(みけんしゃく)は水車のごとく回る仕掛けで、独楽(こま)の花火は葭の先に独楽が回るよう仕掛けてある。鉄砲花火は空高く鉄砲の響きを発して玉を放つ。
 夏の夕暮れは往来の片端に児童らが集まり、煙火遊びをすること諸処であった。


※観世紙縒り=二本の紙縒り
(こより、細く切った紙をひねってひも状にしたもの)を合わせ縒ったもので、観世大夫が始めたという説がある。