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■江戸年中行事&風俗                                                   江戸と座敷鷹TOP  江戸大名公卿TOP

餅菓子屋
 
三月上巳(じょうし、雛祭)の菱形の蓬餅(よもぎもち)、雛菓子、五月端午の柏餅、粽(ちまき)などの品々は、諸家方御殿へは御出入りの菓子店から納める。この他に、町家からの夥(おびただ)しい注文があるので、菓子屋の繁昌は驚くばかりである。

十軒店幟市(じゅっけんだなのぼりいち)
 十軒店の中店(なかみせ)
の五月物は、三月の雛祭市の開催日数と同じく、四月二十五日より始まり五月四日に終わる。三月五月の両市とも大名方旗本衆ならびに町家の富める家々には、前々より御出入りの商店が注文を引き受けて納めている。十軒店の店売りは、上記の家々より以下の者たちの求めに応じて売るのである。されば、店先に並べて飾るのは普通に仕入れた物である。もし、上物を求めるならば金力を惜しまず前々より注文しておくことである。

五月節句の祝(いわい)
 江戸市中で大幟大鯉の吹き貫(ふきぬき)や旗の見えないところはない。大名方旗本衆とも若君の御祝なので家臣らが祝言を申し上げる。主君からは家臣ら各々へ拝領品が仰せ付けられる。御縁辺(ごえんぺん、ご親族の意)を御招請して能楽狂言を御催(おもよお)す。とても賑やかである。町家も分限に応じて祝宴を開くのである。