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■江戸年中行事&風俗                                                   江戸と座敷鷹TOP  江戸大名公卿TOP

太鼓売
 太鼓の大中小、他に〆太鼓、カンカラ太鼓の類を天秤に担い、ドンドンドンと打ち鳴らしながら江戸市中へ売り歩くのは例年正月二十五、六日頃からである。この太鼓売りの来る頃は家の内での歌牌双六(うたかるたすごろく)の遊びや福引おかめつけ、家の外での羽根つきや凧揚げなどに飽きた頃で、二月初午(はつうま)稲荷祭の売り物は、凧問屋の店も稲荷際の燈籠の画を掛け、太鼓打つ撥(ばち)を並べて商う。

梅見
 梅園は亀井戸小村井墨堤(かめいどこむらいぼくてい)の鞠塢新梅荘(きくうしんばいそう)、少し遠出すれば大森蒲田にあり、好みに任せて武家は馬上に金蒔絵の鞍を置き、馬丁は身体の刺青(ほりもの)を見せて白足袋にて先に走る。
 
歩行の文人墨士医師僧たち、幕府の御坊主衆金銀座の役人、蔵前通りの札差の主人が障子船で横川筋を行く。雅人粋士隠士の他は行かない梅園梅には、梅に相応しい人品のみが集う。
 園林園主も利欲を貪るのではなく、俗を離れて静閑な
別天地を造る。梅園で名句秀吟が詠まれるのも自然なことである。